審査

弓道審査を初心者はいつ受ける?申し込みから合格発表までの流れをお答えします

前回は、弽(ゆがけ・かけ)のメンテナンスについて記事にしました。

今回は、練習していくうちに、自分はどれくらい上達したのか客観的に知りたくなったときに利用できる「審査」について少し触れてみます。

ある程度、上達してくると、指導者の方も「受けてみたら?」と声をかけてくることもあるかと思いますので、最初の受審はそのタイミングでいいのではないかと思います。

弓道の審査

審査というのは、弓道の作法や技術の上達、修練の度合いを「級」または「段」で表現するものになります。

全日本弓道連盟は、弓道人口の増加と発展のために受審者が多くなってくれることを期待しています。ただ、弓道を剣道・柔道・華道・茶道など他にも様々ある「道」として捉えているのであれば、段位や級位にこだわるものではないかもしれません。

審査の受審については、初めて受ける方は一般的に「無指定」(段級を指定できない)で受審します。しっかりと準備もできていると、1回目の受審で「初段」をいただくこともあります。無指定で受審をした場合、最高位は「初段」です。

学生の初段と、大人の初段は受かり方が違うと勘違いしている方もいるのですが、審査基準に年齢性別は関係ありません。

ネット上の書き込みでいろいろ見かけますが、誤解を生まない審査が継続されることを願っています。

審査申し込み

審査を申し込むときには、指定された申込書に必要事項を記入の上、受審料を添えて所属の弓道連盟の審査担当者に申し込みます。地域が広いと直接渡すことができない場合もあるので、現金書留にて申し込みをすることになります。

印鑑を押す場所もあるので、忘れないようにしてくださいね。

この時点で、審査までは1ヶ月以上あると思いますので、気を引き締めて練習を繰り返しましょう。

当日までにしておくこと

指導者や同じ道場で練習している人たちにお手伝いしてもらい、入場から退場までの体配と射技を練習しましょう。可能ならば試験会場になる道場で練習をしておくと少し気持ちが楽になります。

弓道場の中は、本座から射位までは規格でほぼ統一されていますが、入場から本座までは、道場の広さによって少しずつ変わります。

会場によっては、射場を複数設置して行う場合もありますので、しっかりと当日確認しておきましょう。

入場から本座まで、5歩3歩という場所が多いと感じていますが、地方審査などで利用される小さめの道場では、3歩3歩だとか、3歩1歩というところもあるようです。

事前の練習ができない場合は、指導者や先輩が各道場の経験談を教えてくれると思いますので、情報収集しておきましょう。

審査当日

審査当日は、受付開始時間前には到着しているようにしましょう。

立ち順(審査の順番)も発表されるので、要確認です。最終的には、欠席などがいてずれたりしていないかも聞いておきましょう。余裕を持った行動が、審査の時にも役立ちます。

筆記試験の会場、先ほど話した入場から本座までの確認をする時間もとれると思います。

同じ「立ち(入場5人)」になる人がいたら、挨拶をして入場の歩数を共通理解しておくとなお安心です。

低段のうちは、歩幅や動きをキチンと習っていない人と同じになることもあると思っておいた方がいいでしょう。

その場合は、相手に合わせて自分もおかしなことにつきあうのではなく、正しい動作を正しいタイミングで行うことに専念してください。

間違った所作の人に合わせてしまうと、自分自身も「×」判定に巻き込まれる可能性があります。先ほど審査についてのネットの書き込みに触れましたが、低段の場合は、この手の判定を理解できずに思い違いをしている人もいるのではと推測しています。

もちろん、正しい動作を身につけておくことが大前提ですよ。基礎基本がとても大切なので、適当にやるのではなく、一つ一つ丁寧な動作を心がけましょう。

筆記試験

受審人数によって、先に実技試験だったり、筆記試験だったりと番号で分かれることがあります。

五段までの筆記試験は、年度によりあらかじめ出題される2項目が5個ずつ指定されていますので、事前にしっかりと勉強しておきましょう。

解答の方法ですが、決して長い文章で答える必要はなく、覚えていることを箇条書きにして解答しても構いません。(もちろん、単語だけというのはよくないですが)

大きめの用紙に、受審番号と名前を記入し、出題された問題を手書きで写してから解答するというのが一般的です。

筆記試験会場には、教本などの持ち込みは禁止されているところがほとんどでしょうから、気をつけましょう。

鉛筆やシャープペンシルなどで書く場合は、誤字があった場合消しゴムを使ってもOKです。ただし、消しカスは、審査終了後自分の手でゴミ箱に捨てるようにしましょう。

合格発表

実技の審査(通常5人立ち・審査の間合い)と筆記の審査の両方で基準を満たせば晴れて合格となります。

受審番号で発表されますので、晴れて合格した場合には、別途登録料というものをその場で支払うことになりますので、お財布はお忘れなく。後日段級の証明書が届きます。

一度合格すると、低段のうちは、約半年間は次の上位の審査を受審することができませんので、しっかりと、その間に修練するようにしましょう。

※時折ですが、忘れ物が出たり、矢を間違えて持ち帰ったりする人が出ますので、周囲に迷惑をかけないようにしましょうね。

私は、弓道場で【 弓を引く=自分と向き合う 】ということが、一番大切で充実した気持ちになるので弓を引き続けていますが、それでも、せっかくなので審査を受けていたら、今の立場のところまでやってきた、というのが表現としては合っているような気がします。

ちなみに、最初の頃の私は、モチベーション維持のためバッグの中に次の審査用紙と審査料と登録料を常に持ち歩いていました。

私も続けて不合格となった時には結構落ち込みましたが、焦らずに頑張りましょうね♪

次回は、継ぎ矢とはどのようなことかという記事を書きます。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。