前回は、弽(ゆがけ・かけ)の挿し方のポイントについて説明しました。
今回は、弓道の世界に入ってくる入り口や興味を持ったきっかけは人それぞれだという話題をお話しします。
弓道に触れるきっかけ
弓道って、日本に古くからあるものなのに、どちらかといえばマイナーなスポーツとして扱われているかもしれません。
弓道場は、大きな町には、一応1つくらいはあることは、弓道をはじめるときの問い合わせでも触れたようにおわかりですね。
しかし、かといってその弓道場の場所を市民の多くが知っているかと聞かれたら、いったい何%の人たちが「知っている」と答えるでしょうか。
弓道に自分が触れるまでは、あまり気にならなかったのですが、結構メディアにも取り上げられているのですよ。
アニメ:ツルネー風舞高校弓道部
NHKが深夜アニメとして放送した「ツルネ-風舞高校弓道部」
あらすじは以下の通り
地元の公立高校・風舞高校へ入学した鳴宮湊。
入学早々、顧問のトミー先生から弓道部に勧誘され、幼なじみの竹早静弥、山之内遼平は入部を快諾する。
とある思いから入部を断っていた湊だったが、遼平に押し切られる形で弓道部の説明会へと足を運ぶと、そこには如月七緒、小野木海斗らの姿もあった。
貴重な弓道経験者ということで、トミー先生の指名によって湊は急きょ、参加者の前で射を披露することになるが、矢は的には当たらない。
湊は弓引きにとって重大な病を抱えていた……。
湊、静弥、遼平、七緒、海斗。
弓道によって5人が出会い、そして、美しくもビターな〈青春〉の中をもがき続けた先、少年たちが手に入れたものとは――。
このアニメ、もちろん原作とまったく同じではないものの、京アニこと京都アニメーションという制作会社が作品作りにとても力を入れてくれてよい作品になっています。
突っ込みたくなるポイントは多少ありますが、弓道アニメとしては、イチオシです。
…残念ながら、テレビ放映は終了しています。
しかし、U-NEXTなら31日間無料トライアルの間に、見放題で全話視聴できます。
解約も無料なので、チャンスですね♪
ちなみに、オープニング主題歌 「Naru」 ラックライフ(Youtube) もいいですね。
映画:時をかける少女
最近の映画だと、広瀬すずが主演の「先生!」だと思います。
あらすじはともかく、描写としてはよいと思います。
池田エライザ主演の「一礼して、キス」は、ビジュアル解禁の写真で男の子の袴の紐が「残念」な状態だったので…。
しかし、初々しさは原田知世の「時をかける少女」の弓道着姿でしょうか。
ドラマ:冬空に月は輝く
2004年 フジテレビ ヤングシナリオ大賞 として、綾瀬はるか主演の「冬空に月は輝く」では、弓道がポイントになっているのでお薦めです。
ドラマの中でも、「真善美」の言葉が使われたり、簡単なルールについても触れています。
時間に余裕があったら、見てみてくださいね。
CM:いろいろ
CMは、基本が15秒という短い時間なので弓道がメインにはならないのですが、弓道の道具を持っているシーンだったり、「中る」ことを他の比喩として協調したりするものが多いですね。
正統派のCMとして、はっきり弓道にフォーカスしているのは、大和ハウスのCMです。
京都の御弓師である柴田勘十郎さんが映像の中でも移っています。
初心者の方は、竹弓をすぐに購入することはないと思いますが、弓師に興味を持つことはよいのではないかと思います。
他にも、バラエティ番組でタレントが弓道勝負をしたり、日本に来たい外国人が弓道を目的としてやってきたりと露出はそれなりにあるのが分かります。
昔、好きだった人が弓道をやっていたとか、知り合いが弓道をはじめて誘われているなど弓道に興味を持つのは人それぞれですよね。
あなたの場合は何でしたか?
弓道 etc
全日本弓道連盟も各地域の弓道連盟も弓道人口を増やしたいと考えていると思います。
しかし、一般の方のイメージを変えるのはなかなかどうして、的に中(あ)てるより難しいかもしれませんね。
これからも、メディアでたくさん取り上げてもらえれば、弓道人口も増えるかな?
あと、ビデオデッキ本体に「弓道」と語句登録(することができれば)しておくと関連番組を録画してくれるので便利ですよ。思わぬ番組が録画されていることも。小学生が弓道に取り組む番組も偶然ヒットして録画されていました。
弓道への入り方も人それぞれでいいんじゃないかな。
次回は、弓道の中り(あたり)・的中について記事にします。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。