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弓道|弽(yugake)の下かけにひと工夫|マジックテープ・ベルクロ【動画あり】

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こんにちは、ユミシモンです。

今回は、弓道人にはかけがえのない弽(ゆがけ)の内側の手に直接取り付ける「下カケ(下がけ)」についてのお話しです。

下カケはなぜ付ける?

弽の中は、それなりに温度が上がるので自然と手の汗が出てきます。
特に、高温多湿な日本の気候では、夏になると否が応でも手から汗がしみ出してきますね。

その汗から、yugakeを守るために手にはめるモノが「下カケ」です。

下カケは、夏であろうと冬であろうと汗をかいたなら、1日の練習中でも取り替えていきましょう。練習時には、複数枚用意しておくことをお勧めします。

基本的に下かけは、足袋と同じく消耗品と考えておきましょう。洗って使えば長持ちはしますが、生地自体は痛んでくるモノなので、汗の吸収性能を考えたらほどほどで新しいモノに交換するのがよいでしょう。

弽は天然の革を使用してできているので、肌が直接触れれば、汗や汚れがどんどん付いてしまいます。

天然の革というのは呼吸していますから、汚れが皮の目に詰まると耐久性も落ちてきてしまうのです。大切な弽ですから、下かけにも気を遣ってあげましょう。

そういう意味では、下カケを使用するのは理に適った行為だということが分かってもらえるのではないでしょうか。

革を使った道具といえば、野球のグローブも同様ですね。

昔は、グローブの下に手袋をはめることが許されていなかった(いつの時代だ!)ので、素手で使用しているのが普通でした。もちろん、汚れれば手入れはするのですが、手の平があたる内側にグローブオイルを塗ったりはしません。

内側には、さらに柔らかい革を使用してあるのですが、汗と土の汚れで、堅くなったグローブをしている人もいましたね。

今は、高校生も守備の時に革の手袋をはめてからグローブを使用することが許されているようですから、グローブも長持ちしそうでよいことですね♪

下カケの留め方

販売されているほとんどの下カケは、手首側片方が少し長く作られています。

しかし、「留める」ということに対しては、特別な工夫はなくて、手首に巻いた後は折って隙間に挟んで留める前提になっています。

下カケの留め方については、特別なルールは無いように思います。弽のように表面を金属のクリップで留めるような場所でも無いので、厳密では無いのでしょう。

私は最初に、小さな金属のパチンと留めるボタンも考えたのですが、妻手の手の内が変わると留める位置も変わる可能性があるので、その時々に柔軟に対応できるマジックテープ(ベルクロ)を採用することを思いつきました。

たまたま、家庭に余ったモノがあったというのも理由の1つですが、分厚くなりすぎたり、かさばらない、留める位置が柔軟に変えられるというのがやはり大きなメリットでした。

◆ベルクロのトゲトゲした側を下カケの長い生地の内側のに縫い付ける

◆ベルクロの柔らかい側を多少長めに、手の甲側の仮留めで具合の良さそうなところに縫い付ける

こうすることで、プラスチックのトゲトゲで弽の革を痛めることもなく、なおかつ、留めたときにヒラヒラする部分が残らず邪魔にならない状態で装着することができるようになります。

また、下カケを先にはめてから、安心して弽を挿すこともできますので、途中で緩んだり外れたりの心配が無いというのは、何ものにも代えがたい精神的安心感をもたらします

唯一のデメリットは、外すときのベリベリって音くらいかな。

この行為を邪道だと思う方もいるかもしれませんが、手の大きさや手首の太さなどが既製品に合わない場合での対処、工夫だということをご理解ください。

長いものを購入することも今後あるかもしれませんが、手元にあるモノを捨てずに利用することが最善と考えました。

 いろいろな下かけ

一般的に価格を抑えた無地のモノ

私のように?手首が太かったり大きかったりする方のために以下のような商品も販売されてはいます。四ツ下カケですが、「手首長め」と記載されていると安心できそうですね。

三つ下カケだと、こちらが最初の商品より長めのようですし、白ばかりではなく、カラフルな下がけは、他の人とかぶらなさそうですね。合宿などでまとめて洗濯したときにも、すぐに自分のモノだと分かって良さそうです。

「正射必中」と刺繍が入った凝ったモノであったり

さらに、柄の入ったモノもあるようです。
女性向き、見えない場所のお洒落でしょうね。

男性向きもあります。

他にも、やはりというかこのような留めることが不要の「ぴったり下カケ」という商品も人気が出ているようです。生地の厚さ次第で、季節ごとに使い分けることも可能かもしれません。

いろんな種類の下カケが販売されていますので、気分転換やちょっとしたお洒落に利用するのも、人それぞれ弓道の楽しみ方の1つかもしれませんね♪

工夫しながら、弓道を楽しみましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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