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弓道中仕掛けの作り方|露(つゆ)|太さと弦枕との関係について【動画あり】

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こんにちは、ユミシモンです。

弓道教室や学校で初めて弓を扱う場合には、先生や先輩が作ってくれていた弦を使いますよね。

弦も新素材弓と同様に、天然の竹弓・竹矢・麻弦以外に合成弦というものが存在します。
多くの方は合成弦を使用しており、麻弦に比べて耐久性があり簡単には切れることがないのですが、それでも使用頻度が高ければいずれ切れてしまいます。

切れてしまった場合には、新しい弦に中仕掛けを作成しなければなりません。

今回は、せっかくなのでその辺りについて書いてみたいと思います。

弦は切れるまで使うもの?

本来は、弦切れの前に交換するのが適切な使用方法です。

学生さんなどは、練習量が多いので切れるまで使うという人が多いようですが、おすすめは出来ません。

せめて、弦が切れかかっているとか、弦輪が痛んできたのを見かけたら早めに交換する癖をつけましょう。

弦切れで、弓を痛めてしまっては、元も子もありません。

竹弓だと、自然に切れた方が弓の形が直るとか、反動が元に戻るとか言う方がいらっしゃるのを見聞きすることがありますが、賢明なみなさんは間違った知識をつけないようにしてください。

弓師の方も、そのような迷信じみた内容は否定されていますので気をつけましょう。

参考までに、後で紹介している私が使用している弦は、竹弓の場合300射を目安に弦切れ前に交換することを推奨しています。

中仕掛けの作り方

それでは、中仕掛けの作り方を見ていきましょう。

的中定規があれば、透明な部分を矢のシャフトに見立てることで、矢番えの基本的な位置を簡単に知ることが出来ます。

矢をつがえる位置にペンなどで印をつけておきます。 的中定規を外した後に、弦につけられなかった反対側にも塗っておきましょう。

中仕掛けに必要な弦糸は、弦を購入したときに付属していれば、そのまま使って問題ありません。

弦には、弓の強さに合わせて■号のように弦の太さが異なります。

弦の種類によって異なりますが、現在私が使用している弦の場合

0号・・・12kg以下
1号・・・13kg以上
2号・・・17kg以上
3号・・・20kg以上

となっています。0号<3号の順に弦自体が太くなります。

目安なので、必ずこの限りというわけではありません。
いろいろ試してみることをおすすめします。
同じ弦でも、号数が異なるだけで弦音も変わったり、引き心地も変わりますよ。

広く使われている木工用ボンドを下記の範囲にまんべんなく弦につけます

中仕掛けを作る幅は、矢を番える場所(目印)の上と下になります

弽を番えたときに、皮に当たる上の部分と、弦枕(カケ溝)にかかる部分までが最低必要な範囲になります。

自分の使用している弽で、範囲の確認をしましょう。

弦への巻き込み方は、いろいろな方法があるようなのでユミシモン流に紹介しておきます。

私は片方を短く持って弦を挟み、長い方の弦で巻き込んでから上から下へ巻いていきます。
ある程度引っ張りながら、弦に巻いていきましょう。

途中、自分の矢を番えたりしながら、太さの確認と微調整を繰り返します。

微調整をしながら、道宝(どうほう)で、弦に中仕掛けをなじませます。
上から巻いているので、同じく上から下へ道宝をかけます。

最終的に矢を番えた状態まで、確認をしておきましょう。

予備弦も同じように作っておくと安心ですよ。

露(つゆ)について

露を意識して作る人とそうでない人がいますが、つゆにはいくつかのメリットがあるので紹介しておきます。

・矢を番える位置を毎回同じにしやすい(安定)
・矢番えから、会まで矢がずれない(安定)

他にも、露の形状によっては、弦が伸びて調整したときにつゆを直すのが簡単であるといったことがいえます。

露とは、戦(いくさ)のなかで手探りで素早く矢を番えるために作られた、ともいわれていますが、狙いを逃さないための工夫ということは今も昔も変わらないのではないでしょうか。

ユミシモン流

露は元々、矢を番える位置の上側に作ることが多いのですが、私は弦がある程度伸びて安定してきたら、画像のようなイメージで上下につけて使用しています。

離れから発射するまで、矢の位置をずらさないための工夫の一つです。

筈割れを起こさないためにも、ギチギチの中仕掛けをつくることはおすすめできません。
また、キツい方がずれなくていいと考える人もいるようですが、離れで矢と弦が分かれるときの抜けの良さを考えながら私は調整をしています。

上達してくると、ギチギチの時とそうでないときの離れの違いを実感できるようになれると思いますので、頑張ってください。

中仕掛けの太さについて

初心者に対して、中仕掛けの作り方を教える場面を見かけることもあるのですが、同時に教えておいた方が良いのではないかと思うポイントが一つあります。

それは、矢を番える場所の下側につける中仕掛けについてです。

弽には、一般的に弦枕(カケ溝)があるのですが、それぞれのカケ師さんによって形状や角度が微妙に異なります。

そのことを差し置いても、

中仕掛けの弦枕にあたる部分太さによっても、弦枕への負担や、離れの出やすさなどが大きく異なります。

このことを最初から教えてあげるのが私自身は良いのではないかと考えています。
技術が向上してからで十分という考え方の方もいるかもしれませんが、最初に教えることが余計なこととも思えません。

くどくならない程度で結構ですから、そういうこともあるのだよと教えてあげてほしいものです。

 画像では、極端に描きました。

赤〇の細い中仕掛けの場合、弦枕にかかる負担や離れの時のズレが大きくなります。

緑〇の太い中仕掛けの場合、弦枕に幅広く力が分散されるので弦枕に優しく、離れも出やすくなる傾向があります。

ここまで太くするということではありませんが、細すぎるのはあまり良くないと気付いてもらえるのではないでしょうか。

実際に、比較して分かるような射手に成長して欲しいなと思い、初心者にも話しています。

参考になれば、幸いです。

ちなみに、現在私が竹弓に使用しているのは、下記の飛翔弦です。
天弓弦の姉妹品になりますが、非常に気に入っています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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