こんにちは。
本日は、弓道の練習の際に持ち歩く箱の中に入れている小道具についてのお話しです。
弓道着以外にも、予備弦を巻いた弦巻や、ギリ粉など各自が必要と思っているものを持ち歩いていると思います。
そんな持ち物の中の一つを今日は紹介したいと思い書き込んでいます。
まだ、審査や大会などに参加していない初心者の方も、普段、弓道場で練習をしていると柱や壁に弓を貼るときに使用する弓座があるのを見たことがあると思います。
ところが、審査や大会になると控え室が体育館であったり、どこかの会議室のような部屋だったりして、弓座が無いという経験をすると思います。
友人知人と一緒に会場に行っていれば、お互いに協力して弓の弦を張ることができるのですが、1人の場合に困ることになります。
もちろん、壁などに直接弓を押し当てて弦を張ることは絶対にやってはいけません。
そういったことをしないのが、暗黙のルールですし、公共の場所を傷つけないのは社会常識であり、弓引きとして当然のマナーです。
とはいえ、会場が近ければ、弦を張ったまま会場入りすることもありだと思います。ただ、グラスやカーボン弓の場合、あらかじめ張っていくほどの理由がほとんど無いため、会場に着いてから弦を張ると思います。
そして、その時に1人だった場合にこそ、今回紹介する小道具が役に立ちます。
ゴム製の「弓座」です。
特徴として記載されているのが、
2枚とも、開封前の画像になりますが、形の異なるゴムが2つ入っています。
手前に写っている丸いゴム製品の窪んだところに弓の末はずをあてがって、なおかつ、できるだけ柱や壁などの堅い場所に押しつけて弓を張ります。
ゴムなので、滑ることも無く1人で簡単に弓を張ることができます。
無事に弓を張り終え、弓立てを探しますが、そういった場所には、たいてい置いてありません。壁などに立てかけることになるのですが、安定していないので時々周囲の弓を巻き込んで、雪崩のようにバラバラと倒れる風景も見かけたりします。
倒れるということは、弓のどこかに傷をつけることにもなりかねません。
竹弓は高価ですし、使用している方の中には、弓の状態に神経質な方もいますので、巻き込みたくないところです。
そこで、もう一つの部品である、変わった形をしたゴム製品の出番です。
このパーツの凹んだ場所を弓の鳥打ち付近に挟み、ゴムの平らな面を壁につけます。
そして、本弭を先ほど弓を張るときに使ったゴムの凹みに載せると今度は弓立てとして機能します。
これで、どんな会場であっても1人で弓を張り、弓を倒して他を巻き込むこともなく安定して弓を立てかけておくことが出来るようになります。
これ、実は審査会場などだけで無く、自宅でも使用します。
必ずしも弓道場で弓の手入れや弦の中仕掛けを作るとは限りません。自宅に帰ってから、弦を張り、矯正器(後日紹介しますね)にかけたり、中仕掛けを作ったりするときにも活躍してくれます。
この小道具を買う前は、横着して柱の角や、ふすまのくぼみなどを使っていたのですが、使用した場所をよく見ると、少しですが傷が付いていたり、凹んだりしていました。
もちろん、傷が付くのは柱だけで無く、弓もきっと同様に余計な圧がかかっていたのだと思います。
弓に優しくなかったですね(反省)
私の場合は、年に何十回も使用することは無いので、審査や大会の時だけ持ち歩いても問題ありません。ですが、自宅に置いておくとモノが小さくてどこかに行ってしまいそうだったので、場所も取らないし、普段持ち歩く道具箱の中に入れておくことにしました。
そうすることで、突然必要になったときにも対処できますし、精神的にも安心できます。
お値段も手頃なので、一つ持っていると安心ですよ。
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コチラの店舗が送料込みで一番安いようです。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。