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【実録】実技指導4 弓道初心者(小学生・中学生)の練習方法について(射法八節一連の動き)【動画あり】kyudo beginner Practice day 4

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再び、約1週間ぶりに練習に連れて行くことができました。

前回の実技指導3はコチラ

準備と確認

通う中学校には、弓道部がないため個人レッスンが頼りです。
今回の練習時間は、休憩を抜いておよそ3時間。

いつものように神棚に向かって挨拶をし、道具を準備してから入念にストレッチを行います。

道具の準備もだんだんと早くできるようになっており、いろいろな意味で成長がみられるのはよいことです。

弓道場の一般的なルールも、学校であったり、街の弓道場であっても微妙に違いますね。

「郷に入っては郷に従え」といいますから、諸先輩の動きを見ながら真似をしていきましょう。それでもわからなかったら、素直に聞くのが一番です。

今日の目標「射法八節」を伝えて、実際に動きを見せてから練習に入ります。

練習動画

実際に練習の終盤に動画を撮りました。
あくまでも、初心者(中学生)の練習4日目ですのでご理解のうえご覧ください。

気になる点はたくさんあるのですが、4日目にして一通りの動きを説明し、一連の動作を通して行射するところまでこぎ着けました。

子供なりに理解しようと練習する姿を見ると応援したくなりますね。

練習する順番が違うとしても、自分が始めた4日目よりは、上手なんじゃないかと思います。

どんどん上達してもらえると、教え甲斐もあるけれど、最初からあれもこれもと欲張ると、教わる方もおなかいっぱいになるので気をつけたいところです。

もちろん、本人がこの先どの程度まで弓道を続けるのかは分からないです。

けれど、最初にきちんと正しいことを教わらないと直すのが本当に大変。そんな人をいろいろ見てきているので、できる限り指導に付き合いたいと思います。

おそらく…

弓道をやったことのない人は、ある程度の技術を身につけた異なる段位の方が混ざって練習しているのを見たら、きっと同じ動作に見えてしまうと思います。

しかし、修練を積めば積むほど微妙な違いが理解できるようになるので、弓道の世界は本当に奥が深いです。

射法八節と指導について

射法八節とは、弓矢を持って行射をする場合の射術の法則をいい(中略)
射の運行にあたっては、これらは終始関連して一環をなし、その間分離断絶することがあってはならない。

と弓道教本(第一巻)に書いてありますが、初心者のために易しく言い換えると、

大きく分けて8つの動作を覚えましょう。8つの動作は最初は別々のように感じますが、ひとつひとつの動作が次の動作につながっているので、きちんと覚えることが大切です。

といったところでしょうか。8つの動作は、動画にも記載しましたが、以下の8つです。

1.足踏み(あしぶみ)Ashibumi
2.胴造り(どうづくり)Douzukuri
3.弓構え(ゆがまえ)Yugamae
4.打起し(うちおこし)Uchiokoshi
5.引分け(ひきわけ)Hikiwake
6.会(かい)Kai
7.離れ(はなれ)Hanare
8.残心(ざんしん)Zanshin

 

弓道教本(第一巻)には、一通りの方法が記載されていますが、初心者の全員が読んでいるかといえばおそらく…….ですよね。

一般の大人でも子供でも、指導をするときに「教本のここからここまで読んで覚えてきなさい」って学校の宿題みたいにしてしまうと、難しさや面倒くささが前面に出てきてしまうので私はしていません。

いろんな考え方があるのは承知の上で書きますが、私の意見としては、修練を積んで、段位が上がっていくにつれて教本の中身を頭と身体で理解できるようになればよいのではないかなと思います。

本人にその気があれば、自然と教本を読むようになるので強制はしないといった感じです。
特に子供の場合は、本人の興味関心の度合いを指導者が読み取る必要があります。

好きこそものの上手なれ( I like what although Nare good. )という言葉の通り、興味関心を失わなければ、本人は努力をするし、上達も早くなりますから、指導者はその気持ちを奪わないようにしたいものです。

また、指導する人間には簡単なことでも、初心者にはコツがつかめなかったりして、人それぞれ進捗状況は変わってきます。1対1で教えていれば問題ないけれど、複数でやっているときには注意が必要です。

往々にして、初心者は、出来ていない、理解していないけれど周囲の人に合わせて分かったと言ってみたり、自分の遅れに焦ってしまったりするものです。

指導する際、昔ながらの画一的なメニューだと、練習にきたのに今日も弓を触れなかったとか、やりたくないことをやらされたとか不満を持ってしまいます。せっかく弓道の世界に足を踏み入れてくれたのに弓道人口減少を内側から招いてしまうかもしれません。

また、指導者が思っている以上に、指導者の態度や言葉遣いからも威圧感を感じとったりしているものですから、パワハラと言われないようにしたいものです。

そういったことを踏まえて、指導者側が初心者の気持ちを見逃さず、面倒がらずに声をかけて助けてやってほしいと思います。

私は、指導する側の立場ですが、目の前の初心者より先に始めたので今があるくらいにしか思っていません。

指導者の方も、ボーッとしているとチコちゃんに怒られるだけでなく、目の前の初心者に抜き去られますよ(笑)

本日は、ここまで。

次回、5日目はこちら

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

 

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