ユミシモンのつぶやき PR

弓道は簡単にはじめられる初心者でもできるスポーツか?簡潔にお答えします

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静寂の中で弓から矢が放たれた瞬間の甲高い「弦音(つるね)」の音、
矢が一直線に的(まと)に向かい「パンッ!」という的中音(てきちゅうおん)
をはじめて聞いたとき、ゾクゾクッとしました。

弓道について知ろう

はじめまして、このサイトを運営しているユミシモン(錬士五段)といいます。

弓道に興味を持った人がネットでいろいろ調べることもあるのではと考え、少しでもお手伝いできたらと思ってこちらのサイトを立ち上げました。

質問などありましたらお気軽にコメントしてくださいね。

全世代が取り組める生涯スポーツ

結論性別、年齢、経験に関係なく末永く楽しめるスポーツです

弓道は、弓につがえた矢を引いて、28m先の丸い的(まと)に中(あ)てるという見た目には大変単純なスポーツです。

※弓道では、「当たる」とは書かずに「中る」と書きます。

しかも、野球やサッカーのような団体競技ではなく、テニスやバドミントンなど多くのスポーツとも違い、直接相手と勝負をするということがありません。

そのため、相手を傷つけることもありませんし、上達して指導者の許可があれば、1人で弓道場で練習を行うこともできるようになります。(最初は、指導者同席です)

もちろん、安全や危険防止には十分配慮することが前提です。

特別な運動神経が求められることもありませんし、激しい動きもないので、子どもから高齢の方まで性別にとらわれることなく、また、初心者から高段者まで幅広い層が末永く楽しむことができます。

なかには、100歳を超えても弓を引く方がいるくらいですから、本当の意味で生涯スポーツといってもいいと思いますよ。

武道としての弓道

他の武道と同様に、弓道も「礼に始まり、礼に終わる」ことが求められます。

こういった礼儀作法を含め、弓道というスポーツはたいへん日本的です。

「禅」(zen)の世界に通じるような神秘的な魅力が人々を引きつけ、海外で弓道をおこなう人たちも増えてきています。

また、弓道を「立禅」(ritsuzen)と称したりもします。

国際弓道連盟 International Kyudo Federation 26の国が加盟していて全日本弓道連盟公認の団体も存在するほどです。

弓道は、似た競技のアーチェリー(洋弓)と異なり、弓に照準器がついていません。したがって、修練を重ねた練達者であっても、ずっと的に中て続けるということは難しいのです。

自分自身の身体の感覚と修練によって、またその日の体調や緊張などによって微妙に狂いが生じ的を外すこともあります。

どんな環境や状況であろうと、心静かに正しく弓を引ける(平常心)ようになりたいと修練することは、自分自身との静かな対話であり、集中力も高めることができます。

最初は、技術の上達を目指しますが、やがて弓を引く自分と対話ができるようになってきます。

学生の方は、集中力を高める弓道と学業を両立させることで、志望校やなりたい自分に近づくことができると言われたりもします。

学べば学ぶほどに、正解のない?弓道の世界に踏み込んでいくことになりますが、それこそが、人々を引きつける弓道の魅力なのかもしれません。

弓道の最高目標とは

この記事の最初に、「的に中てるスポーツ」だと書きましたが、覚えていますか。

確かに、一般的に競技としての弓道大会では、的に中てた数(的中数)で順位を決める大会が多いです。

しかし、最高峰の天皇杯皇后杯においては、的に中てた数だけではなく、体配(たいはい)や射品、射格など多方面から得点をつけることで優勝を競う大会もあることを覚えておいてください。

実は、弓道には、最高目標というものが存在します。

それは、「(しん)・(ぜん)・(び)」という3つから成り立っています。

『真(Shin):Truth』 『善(Zen):Goodness』 『美(Bi):Beauty』
The Supreme Goal of Kyudo.

最高目標に近づくためには、的に中っても中らなくても1射1射を振り返り、次の射に繋げていく気持ちを忘れずに練習していきましょう。

初心者のあなたも、できること、できたこと、できないことを常に意識して練習(修練)を積み重ねていく先に「真・善・美」の世界がきっと見えてきます。

弓道教本には、「最高の一射は、宇宙と合一する」と書かれています。

きっと、そういった神秘的な、東洋的な魅力が海外の人も引きつけるのでしょうね。

また、「弓と禅」というオイゲン・ヘルゲルが著した本は、Appleの創業者であるスティーブ・ジョブスの生涯の愛読書だったそうです。

弓道の世界は、老若男女どんな初心者にも開かれています。

勇気を出して一歩前に踏み込んでくれれば、弓道の魅力にきっと吸い込まれると思います。

 

ようこそ、弓道の世界へ

弓道に興味を持って、こちらにいらしたあなたはきっと素敵な弓引きになれると思います。

次回は、弓道をはじめるときの問い合わせ先について書きます。

少しずつですが、記事を増やしていきますので、またお越しください。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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