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【番外編】弓道【kyudo】 天皇杯皇后杯の会場(三重県の伊勢神宮弓道場)を見学。

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弓道界の最高峰である大会が、天皇杯【男性】、皇后杯【女性】です。

弓道天皇杯皇后杯の会場は、東京都の明治神宮とこちらの三重県伊勢市にある伊勢神宮弓道場で交互に行われます。

地図を見ると内宮から若干離れているように見えますが、縮尺が拡大気味なので徒歩で移動してもそれほど時間はかかりません。


東京にある明治神宮弓道場は拝見したことがあるのですが、伊勢神宮弓道場ははじめて訪れました。

神宮会館の右手を上り、石畳をまっすぐ進んだ先が弓道場です。
すぐ左側に別棟。

伊勢神宮の森の中ではなく、神宮会館(参拝の時に利用できる駐車場も併設)からすぐの高台にある弓道場でした。

設備は趣があって、観覧席は4段のベンチシートがあり、屋根付きとなっています。

とても歴史を感じさせる道場です。

視界の中に、他の建造物が目に入らないので、集中して練習ができそうです。

当日は、気温が少し低めでしたが個人練習をされている方がいらっしゃいました。
ここで、練習できるなんて幸せですね。

天皇杯皇后杯でこの弓道場で弓を引くには、各都道府県の予選を勝ち抜き代表者にならなければなりません。簡単にたどり着ける場所ではないですね。

当日は弓を引きに来たわけではないのですが、「あー、練習してみたいな」と思わずにはいられませんでした。

そういう思いの人が多いことを全日本弓道連盟も承知していて、2019年から、この弓道場を利用したオープンな大会が行われることとなりました。日程が合う人は、せっかくの機会だから参加してみてはいかがでしょう。

戸は全開ではなく、一部のみでしたが開いていましたので少し様子をうかがうことができました。

弓道場の横に別棟の建物がありましたので、大会ではそちらが控えになるのでしょうか。

天皇杯そのものの見学もしたことがないので、一度は、当日の雰囲気を肌で感じてみたいと思いました。天皇杯に出場するためには、各都道府県で行われる選考会でよい成績を収めて、代表にならなくてはいけませんから、本当に狭き門をくぐった精鋭が集う大会です。

そして、天皇杯や皇后杯は、的中はもちろんですが、体配、射型、射品、射格なども得点がつけられます。この大会では、予選の的中数上位が必ずしも決勝に残れるとは限りません。

つまり、全日本弓道連盟が掲げるように、「的中主義をとっていない」のです。従って、過去の大会でも、予選で的中数が少ない人が多い人を上回って決勝に勝ち上がっています。

そして、的中による優勝とは別に「最高得点賞」というものが存在します。

両方を得ることができればもちろん最高なのでしょうが、どちらかとれるのであれば、「最高得点賞」を取れる弓引きになりたいものです。

私には、現実的な話ではないかもしれませんが、そういった心がけで修練することが弓道をより深く理解することに必要な気がしています。

観覧席の後ろ側には、一段低いところに遠的場がありました。
的側は、射場の幅よりも少し絞った面積のようにも見えましたが、高い木々があるので風の影響を少しは防いでくれそうです。

遠的場の下から近的の弓道場を見上げたアングル

今回の目的は伊勢神宮参拝だったのですが、旅の仲間に少しわがままを聞いてもらって、弓道場を訪れることができました。

普段は大会などを遠目に修練をしているのですが、こちらを訪れてしまうと、思わず願い事の中に自分も出てみたいという気持ちが分不相応ながら湧き上がります。

未熟者にも少しは夢や目標があってもいいですよね。

そのためには、一にも二にも精進あるのみです。

この記事を読んでいるあなたも、お伊勢参りに行くことがあったら、見学してみてはいかがでしょう。背筋がピンと伸びること請け合いですよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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